生産技術の部署紹介
生産技術の部門について、私の会社をベースに説明したいと思います。私の会社では下記の様な部門構成になっています。
- 工程設計部門
製品開発が設計した製品を、どの様な工程を経て生産していくか考える。
例えば、下記の例の様な工程順序自体と、それぞれの工程でどの様に作業を実施するのかを検討します。
1原材料を切断、2切断した部分にヤスリをかけて滑らかにする、3それぞれの部品を接着剤でくっつける、4全体を塗装する、5製品の外観を検査
また、「部品を社内で作るのか、外部の業者から買ってくるのか」、「人が作業するのか、機械が作業するのか」「機械の仕様は、どの様なものにするのか」なども決定します。 - 設備開発部門
工程設計部門が出した仕様通りに、製品を作るための機械(普通「設備」と呼びます)を、設計・製作します。生産設備は全て外部の業者に作ってもらうという企業は、ここの部署の規模は小さいのかもしれません。 - 金型開発部門
金属の薄い板を打ち抜いて部品を作るプレス加工、プラチックを溶かして型に入れて製品を作る成形加工というものがあり、この両方に使う金型を設計します。どちらも金型と言いますが、プレス加工と成形加工の金型は、「開いて閉じる金属の塊」という点以外は別物です。
それぞれの部署の概要は、こんな感じです。今度は各部門の仕事について、もう少し詳しく説明したいと思います。